缓慢的日日 蒙世俗之尘埃

浮雲のような日々を綴りたい

ことおわり〜冻顶乌龙茶を飲みながら〜

 

2023年の足音が少しづつ近づいてきました。

22年中に新しいことをやるぞ!と思って始めた由無し事を書き残す「缓慢的日日 蒙世俗之尘埃」の一本目。

 

今年の父の日に茉莉花茶を注文して贈ったところお店から貰った烏龍茶を飲みながら、今年を振り返ろうと思います。

今飲んでいる烏龍茶は「冻顶乌龙」という台湾のお茶。烏龍茶といえば真っ黒のアレを思い浮かべるかと思いますが、このお茶は黄金色のほぼ緑茶です。香りだけ少し独特。

長野県伊那郡にあるHOJOさんからいただきました。

hojotea.com

 

さて、今年一年色々ありました。

1 ) 学士号取得→博士前期課程

東北大学理学部物理学科で4年間学び、無事学士号を取得して卒業しました。それと同時に博士前期課程(修士課程)に進学。学部最後の1年間お世話になった実験の研究室を後にし、理論の研究室に机をもらいました。

年度の前半は、現代素粒子理論の基礎になっている「場の量子論」のゼミ。Srednickiの"Quantum Field Theory" Section 3 (Spin 1)の輪講をしました。

この本は学部4年後期のゼミでSection 1 (Spin 0)を、同時並行で開いていた自主ゼミでSection 2 (Spin 1/2) を読んでいました。終盤にいくにつれて議論が雑になったり、著者の趣味が滲み出ていたりしたのが面白かったです。

 

年度の後半は指導教官が決まり、マンツーマンで研究を始めました。これまで学んだ場の量子論を使いつつ、天文の知識や数値計算の技術も要請されるのでなかなか大変です。最近は期待していた結果が出てこないので悩んでいます。

2) テレビに出た...らしい

学部学生の時から、細々とやっている歴史(歴史社会学)のつながりでテレビ局の方から取材をされて、東北エリアに放送されました。終戦の日の翌日、8月16日。僕の家にテレビはないので見ていないのですけど。ネットニュースにもなっていました。

 

  

 

テーマ自体はいいと思っているし、細々とした活動を取り上げてもらって、多くの人に知ってもらう機会ができたことにはとても感謝しています。ただ切り口とか、表現が納得いかなかったなあ...

記者さんにお会いしてから放映まで時間がなく、方向性を擦り合わせられなかったのが反省点です。

15日には『満州「仙台村」80年間の記憶』という特集を個人で公開しました。

rjchiba.vercel.app

戦後を生きた人々の姿を伝えることも必要なのかなと思う時もあるのですが、彼らも私と同じ一人の人間であることを考えると、「題材」のように取り上げることに抵抗があります。なのでこの特集は終戦前のこと、戦後の政策に焦点が当てられています。

中途半端な特集だなあ...と日々思っています。

3) 研究室のウェブサイトを作った

所属している研究室のサイトが古臭い!という指摘を受けて、デザインから実装、環境構築と移行作業までを一人で行いました。12月26日から公開されています。

個人的には、スマホ表示に完全対応している点が推しポイントです。ヘッダ部分の黒板の写真も、スマホ版だとカッコよく見えます。

 

 www.nucl.phys.tohoku.ac.jp

 

依頼を受ける前にお金の交渉をしておくべきでした...かなりの時間を費やしたのですが、報酬は1円もありません。5万円くらい、いや10万円は貰えてもいいのにな。

もしよかったらご支援お願いします。

www.amazon.jp

しかし、デザインの賞味期限は3年とも言われます。昔のサイトは20年近く使われてきました。僕の作ったサイトがもう20年生き続けられるかと言われると...正直難しいのかなと思います。加えて継続的なメンテナンスをどうするのか。ウェブサイト周りが本職ではないからこその課題ですね。

 

さて、

そろそろお茶がなくなってきました。

初めて飲んだのですが、とても美味しかったです。今回はいただいたサンプルを飲んだのですが、来年はちゃんと購入したいな...

今年の振り返りはこれぐらいにしておきます。

次はこのブログのタイトル「缓慢的日日 蒙世俗之尘埃」の背景と込めた思いについて話そうかな。